猫が可哀そうだと思って外に出す前に知ってほしいこと― 外飼いのリスクと、人と猫が共に暮らすための現実 ―

窓の内側から外を眺める室内飼いの猫。外に出さず守るという選択を表している 猫との暮らし・Q&A

猫が外を歩いている姿を見ると、
「自由で幸せそうだな」
「家の中だけじゃ可哀そうかも」
そう感じる人は少なくありません。

私も猫が大好きで、
1匹でも不幸になるような飼い方だけは、
してほしくないと思っています。

でも、“かわいそうだから外に出す”という優しさが、
結果的に猫を危険にさらしてしまうことがある

――その現実を、私は知りました。

このページでは、
猫を責めることも、人を責めることもしません。
ただ、猫と人が共に暮らすために知っておいてほしい現実を、
できるだけやさしくまとめています。

この記事で伝えたいのは、
「猫が可哀そうだから外に出す」
という優しさが、
必ずしも猫を守ることにはならない、という現実です。


外の世界は、猫にとって本当に安全?

事故やケンカ、感染症など、
外の世界には猫にとって予測できない危険が多くあります。

外に出すという選択が、猫の一生を決めてしまうことがあります。

外飼いの猫には、
事故・ケンカ・病気・人とのトラブルなど、
室内では起こらない危険がたくさんあります。

「慣れているから大丈夫」
「昔はみんな外飼いだった」

そう思われがちですが、
今の社会環境は昔とは大きく変わっています。

外飼いで猫に起こりやすい現実を詳しく知りたい方はこちら

外の世界は、猫にとって
「自由」よりも「危険」が多い環境です。
外に出すかどうかは、
猫の一生に関わる選択になります。


人にうつる病気の誤解と、本当に怖いこと

「猫から病気がうつる」と聞くと、
不安になる人も多いですよね。

実際には正しく知れば、
必要以上に怖がる必要はありません。
でも、外飼いだからこそリスクが高くなる病気があるのも事実です。

猫を守るためにも、
人が猫を誤解しないためにも、
正しい知識が必要です。

猫のトキソプラズマ感染について詳しくはこちら

病気のリスクそのものより、
「正しく知らないこと」が
猫と人の不安を大きくします。
外飼いは、感染の可能性を高めます。


「猫が嫌いな人」がいる現実も、無視できない

猫が好きな人ばかりではありません。

・フンや尿の被害
・庭を荒らされる
・鳴き声やマーキング

こうしたトラブルが続くと、
猫そのものが「迷惑な存在」と思われてしまいます。

その結果、
猫が傷つけられたり、排除されたりすることもあります。

猫好きさんも納得!安全な猫よけ「猫バイバイ」ってどんなアイテム?

猫が嫌われてしまう理由は、
猫ではなく「環境」にあります。
人とのトラブルは、
猫を守るためにも避ける必要があります。


外にいる猫の、行き着く先

保護される猫の多くは、
もともと誰かに飼われていた猫や、
外で増えてしまった猫たちです。

殺処分の現実は、
決して他人事ではありません。

「外に出す」という選択が、
どんな未来につながる可能性があるのか――
一度だけ、立ち止まって考えてほしいと思います。

【長崎県の現実】今も続くペットの殺処分問題。私達にできる事とは?

外にいる猫の問題は、
いつか社会の問題になります。
外飼いは、殺処分の現実と
無関係ではありません。

人に守られてきた猫の存在 ― 長崎の尾曲がり猫

長崎には、尾の曲がった「尾曲がり猫」と呼ばれる猫がいます。

縁起がいい猫として、
人に大切にされ、
守られてきた歴史があります。

すべての猫が、
こんなふうに人に守られてきたわけではありません。

でも、
人の選択ひとつで、
猫の運命が変わることがある――
尾曲がり猫は、それを教えてくれます。

👇

長崎の尾曲がり猫について、
もう少し詳しく知りたい方はこちら

猫は、
人に守られてこそ
安心して生きていけます。
外に出さないという選択は、
閉じ込めることではありません。


猫を大切に思う気持ちは、決して間違っていない

猫を外に出す人の多くは、
決して冷たい人ではありません。

「かわいそう」
「自由にさせてあげたい」

その気持ち自体は、
とても優しいものだと思います。

でも今は、
猫を守る方法が変わってきた時代

室内でも、
安心して、退屈せず、
幸せに暮らす方法はたくさんあります。

猫を大切に思う気持ちは、
決して間違いではありません。
ただ、守り方は
時代とともに変わっています。


まとめ|1匹でも、不幸になる猫を減らすために

猫は、自分で環境を選べません。
だからこそ、
人の選択が猫の一生を決めてしまいます。

外に出す前に、
「本当にこの子のためになるか?」
一度だけ、考えてもらえたら嬉しいです。

このサイトでは、
猫と人が、無理なく共に暮らす方法
これからも発信していきます。

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