こんにちは、もふネコあいこです。
佐世保でキジトラ女子のみいちゃん(9歳)と暮らしている49歳です。
「長崎って、なんか猫が多いよね」
観光で来た方によく言われます。坂道を歩いていると、路地の角に猫がいる。石段の上に猫がいる。港の近くにも猫がいる。
そう、長崎は猫の多い街です。
でも、猫が多い街には、光と影があります。
今日は、長崎と猫の関係、そして今も続いている殺処分の現実と、少しずつ変わりつつある希望の話をしたいと思います。
長崎と猫の歴史的なつながりを
知りたい方はこちらから読むと
より深く理解できます。
長崎県はなぜ猫が多いのか
坂と路地が猫に優しい地形
長崎は、全国でも有数の坂の街です。急な石段、入り組んだ路地、人が入れないような狭い隙間。これが猫にとって理想的な環境なんです。
外敵から身を隠せる場所が多く、高い場所から周囲を見渡せる。猫が本能的に好む地形が、長崎には自然にそろっています。
港町・長崎と猫の歴史的なつながり
長崎は江戸時代、日本で唯一外国との交易が許された港町でした。海外から来る船には、食料を荒らすネズミ対策として猫が乗っていました。その猫たちが長崎に上陸し、街に根づいていったという歴史があります。
長崎の猫は、この街の歴史と一緒に生きてきたんです。
長崎に多い「尾曲がり猫」も、この時代に船で渡ってきた猫の子孫だと言われています。
長崎県の犬猫殺処分数、現状は?

2022年度のデータが示す深刻な現実
猫が多い街には、残念ながら「行き場のない猫」も多くなります。
環境省のデータによると、2022年度の長崎県の状況はこうでした。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 犬猫殺処分数 | 215頭 |
| 殺処分率 | 39.7% |
| 全国比較 | ワーストクラス |
数字を見るたびに、胸が痛くなります。一頭一頭に名前があって、性格があって、誰かに愛される未来があったはずなのに。
2024年度、長崎市でついに猫の殺処分ゼロ達成
でも、変化が起きました。
長崎市の動物愛護管理センターが、2024年度(令和6年度)に猫の殺処分ゼロを達成したと発表しました。
(出典:長崎市公式サイト「犬猫殺処分ゼロの継続を目的とした取り組み」)
犬については、実はもっと前から。2014年度(平成26年度)からずっとゼロが続いています。
なぜゼロが達成できたのか
ミルクボランティアという取り組み
猫のゼロ達成の背景で特に大きかったのが「ミルクボランティア制度」です。
まだ自分でミルクを飲めない生まれたての子猫を、ボランティアさんが自宅で育てて、譲渡できる大きさになるまで命をつなぐ活動です。
保健所に収容された子猫の多くは、ミルクが必要な生後間もない子です。以前はそのまま処分せざるを得なかった命が、ボランティアさんの手でつながるようになりました。
市民とボランティアの力
クラウドファンディングで全国から集まった支援金と、地域のボランティアの方々の地道な活動が重なって、この結果が生まれました。
「1頭でも多くの命を救いたい」という思いが、数字を動かしたんです。
それでもまだ終わっていない理由
長崎市だけでなく、県全体の課題が続いている
ゼロを達成した長崎市自身が、こう言っています。
「令和7年度も捨て猫や負傷した猫が動物愛護管理センターに収容されるケースが多い状況です」
ゼロは達成した。でも毎年それを維持するのが、どれほど大変か。支援が途切れれば、また数字は動いてしまいます。
そして長崎市だけでなく、長崎県全体ではまだ課題が続いています。
外飼いと殺処分の深いつながり
保護される猫の多くは、もともと外で暮らしていた猫や、外で増えてしまった猫たちです。
「かわいそうだから外に出す」という優しさが、結果として猫を危険にさらし、殺処分の数につながってしまうことがあります。
長崎県の猫を保護・支援したい方へ
長崎県内の保護団体
里親・譲渡会情報
長崎市動物愛護管理センター(アニマルポートながさき)では、定期的に譲渡会を開催しています。
- ながさき犬猫ネット(里親募集・譲渡会情報)
長崎県の取り組みをふるさと納税で応援する
長崎県では、ふるさと納税で殺処分ゼロプロジェクトへの支援を受け付けています。返礼品はありません。でも、寄付が直接、長崎の犬猫の命につながります。
ふるさと納税をまだ何に使おうか迷っている方へ、選択肢のひとつとして考えてみてください。
詳しい話は、こちらの記事に正直に書きました。
👉 長崎の犬猫殺処分ゼロを、ふるさと納税で応援できる【長崎在住・猫飼いが語る】
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まとめ|長崎の猫たちのために、できることから
長崎は猫の多い街です。歴史的な理由もあって、猫と人が長く共に生きてきた街です。
だからこそ、その猫たちが「行き場のない命」になってしまう現実が、他の地域より深刻だった。
でも、2024年度に長崎市でついに猫の殺処分ゼロが実現しました。これは、たくさんの人の思いと行動が重なった結果です。
私にできることは、みいちゃんを大切に育てること。そしてこうして、長崎の現実を伝え続けることだと思っています。
宝くじが当たったら九十九島を一島買って猫の楽園を作りたい、という夢はまだ諦めていません(笑)。でも今すぐできることとして、この記事を読んでくださったあなたに、長崎の猫たちのことを知ってもらえたなら、それだけで十分です。
もふネコあいこ 佐世保在住・キジトラ女子みいちゃん(9歳)と暮らす49歳

