40代・50代で猫を飼うメリットとデメリット|今だから感じるメリットと気をつけたいこと

真剣な表情で遠くを見つめるキジトラ猫。40~50代からの猫との暮らしの大切さを伝えるイメージ 猫との暮らし・Q&A

子育ても一段落して、少しだけ自分の時間ができてきた──そんな40〜50代の今、「猫と暮らすのもいいかも」と感じたことはありませんか?
実はこの世代だからこそ、猫との暮らしには深い癒しや豊かさがあります。一方で、体力や将来のライフプランを考えると、不安もよぎりますよね。
この記事では、40〜50代から猫と暮らし始めた私自身の経験をふまえて、メリットとデメリットをリアルにお伝えします。
「猫と一緒の暮らし、私にもできる?」そんなあなたの背中をそっと押せるように──。

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🐾 40~50代で猫を飼う人、増えてます

1. はじめに|40~50代で猫を飼う人が増えている理由

40代・50代は、子育てがひと段落したり、仕事やライフスタイルが変化し始めたりと、人生の中でも「転機」を感じやすい世代です。
そんな中、猫を迎える家庭が増えています。静かで手がかからず、それでいてそばにいるだけで癒される存在――。
忙しい毎日を過ごしてきた私たちにとって、猫は「新しい家族」としてぴったりなのかもしれません。

でも、「今から飼って大丈夫かな?」「老後まで責任をもてる?」と不安になることもあるのが本音。
この記事では、40~50代で猫を飼うメリットとデメリット、後悔しないためのポイントを、実際の体験も交えながらお届けします。


🐱 メリット:心が満たされる6つの理由

癒しとストレス軽減

リラックスするみいちゃん。午後の穏やかな時間。

仕事や家庭のストレスが溜まりやすい世代にとって、猫の存在はまさに「心の処方箋」。
無言で寄り添ってくれる姿や、何気ないしぐさに、思わず頬がゆるむことも。
帰宅時に「おかえり」と出迎えてくれる姿は、何にも代えがたい癒しです。

生活のリズムが整う

猫にごはんをあげる、トイレを掃除する――そんな日常のルーティンが、自然と生活にメリハリを与えてくれます。
在宅勤務が増えて運動不足や生活の乱れを感じていた私たちにとって、猫との暮らしは心身のバランスを取り戻すきっかけにも。

子育て後の「空の巣症候群」にも寄り添ってくれる

子どもが独立して家が静かになったとき、ぽっかりとした寂しさを感じた経験はありませんか?
猫は、そんな心の隙間をそっと埋めてくれる存在。
過干渉になりがちな気持ちも、猫に向ければ優しく満たされます。

キジトラ猫のみいちゃん。リビングで穏やかに過ごしている様子

⚠️ デメリット:気をつけたいこともある

✅金銭的な負担

猫は初期費用(トイレ、ケージ、食器など)に加え、月々のフード代・医療費がかかります。
高齢になると医療費も増えがち。
保険や積立を活用し、将来を見据えた備えが必要です。

✅体力・健康面の心配

40代後半からは体力の衰えや持病のリスクも高まります。
特にシニア猫になってくると、介護が必要になることも。
「無理なく世話できるか?」を事前に考えておきましょう。

ねこが散らかした、爪とぎのゴミ

✅猫の寿命と自分たちの老後

猫の寿命は15年前後。
今飼い始めたら、猫が天寿を迎えるころには、自分たちは60~70代。
「もしもの時にどうするか?」――信頼できる家族や知人などの準備が必要です。


💡 後悔しないために|飼う前に確認しておきたいこと

家族の同意と協力

家族のサポートは何よりも大切です。
「猫を飼いたい」と思ったら、まずは夫婦で話し合いを。
旅行時の世話や通院時の協力体制も確認しておくと安心です。

猫の預け先や老後の備え

「自分に何かあったらこの子はどうなるの?」と不安になる方も多いはず。
信頼できる友人や親戚に預け先の目処をつけたり、シニア向け施設を調べておくと、安心して飼い続けられます。

飼育環境の見直し

段差が多い家や危険な場所がある場合は、安全対策が必要です。
また、猫にやさしいインテリアや温度管理も、快適な共生には欠かせません。


💖猫との暮らしがくれた幸せ

「あなたがいてくれてよかった」

私が初めて猫を迎えたのは、20代後半のころ。
名前は「シルベスター」。白と茶色の毛並みに、腰のあたりに丸い茶色の模様がある、ちょっと個性的な見た目の猫でした。

当時は結婚して引っ越したばかりのころで、毎日バタバタと過ごしていました。仕事から帰ると、どっと疲れが押し寄せていました。
でも、玄関を開けると「おかえり」と言うようにちょこんと座って待っていてくれるシルベスターの姿に、何度救われたかわかりません。

テレビの前でくるっと丸まったり、私の足にすり寄ってきたり、気まぐれだけどどこか優しい存在――。
言葉がなくても気持ちが通じる相手って、いるんだなと教えてくれたのが、彼でした。

それから月日が流れ、今は40代後半。
夫と、そしてまた新たな猫との暮らし。
あの頃とは違う日常だけど、猫と過ごす静かな時間は、やっぱり変わらず心を豊かにしてくれます。

猫と暮らすことで、自分自身も変わってきたように思います。
穏やかさ、優しさ、そして小さな幸せを見逃さない感性。
それを教えてくれたのは、間違いなくシルベスターでした。

目を閉じて気持ちよさそうに撫でられるキジトラ猫。やさしくなでる手と、癒しの時間

😼まとめ|年齢を重ねた今だからこそ「猫との暮らし」が豊かになる

猫を飼うことは決して軽い決断ではありません。
でも、年齢を重ねた今だからこそ「穏やかで思いやりのある関係」が築けるのも事実です。

40代・50代で猫を迎えることは、新しい人生のスタートかもしれません。
後悔しないように準備を整えつつ、猫との幸せな暮らしを始めてみませんか?

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