「最近、よく寝るようになったな…」
「ジャンプが少なくなった気がする」

そんな小さな変化に気づいたとき、胸の奥が少しきゅっとなることはありませんか?
猫の“老い”は、ゆっくりと、でも確実にやってきます。
その姿を見て寂しいと感じるのは、猫を大切に想っている証拠。
この記事では、愛猫がシニア期を迎える前にできる心と暮らしの準備を、実体験を交えてご紹介します。
🕊 猫の老いはいつから始まるの?

猫は一般的に7歳頃からシニア期、10歳を過ぎると高齢期と呼ばれます。
でもその進み方は猫それぞれ。元気いっぱいに走り回る10歳もいれば、8歳でのんびり過ごす子もいます。
私の愛猫・みいちゃんも、8歳を過ぎたあたりから少しずつ変化が見えました。
前はスッと登れていた棚に、ためらいながらジャンプしたり、
一日の大半をお気に入りのベッドで過ごすようになったり…。
こうした小さな変化は、老化のサインであると同時に、
「今から少し暮らしを整えてあげよう」というサインでもあります。
💗 飼い主の心の準備
猫の老いを受け入れることは、想像以上に心が揺れるものです。
一緒に過ごしてきた年月が長いほど、その気持ちは強くなります。
でも、老いは悲しいことだけではありません。
それは、**“これからの時間をより大切に過ごすサイン”**でもあるのです。
「元気なうちにできることをしてあげたい」
「これからも一緒に穏やかに過ごそう」
そう思えるだけで、心が少し軽くなります。
未来を不安に思うよりも、今この瞬間を心地よく過ごすことが、猫にも伝わるのです。
🏡 今からできる暮らしの準備
シニア期を迎える猫の暮らしを快適にするには、小さな工夫を積み重ねることが大切です。
ここでは、具体的なポイントを5つご紹介します。
🛏 段差を減らして登りやすい空間に
猫は若いうちは高い場所にジャンプするのが大好きですが、
シニア期には筋力が落ち、少しずつ高い場所がつらくなります。
- ステップを置いて安全に上り下りできるようにする
- 冬は床からの冷気を遮るマットや毛布を敷く
- お気に入りのベッドを低くして、アクセスしやすくする
こうした工夫は、猫のストレスを減らすだけでなく、飼い主の安心感にもつながります。
🚽 トイレは“またぎやすさ”を意識
高齢猫は脚力が落ちるため、トイレの縁が高いと負担になります。
- 出入口が低いタイプに変える
- 滑り止めマットを敷いて安全性を確保
- トイレの場所を複数設置して負担を分散
特に共働き家庭では、猫がひとりでも安心してトイレに行ける環境を作ることが重要です。
🍗 ごはんは“食べやすさ”を重視
シニア猫になると歯や顎の力が弱くなるため、カリカリだけでは食べにくくなることがあります。
- カリカリを少しふやかしてあげる
- 柔らかいウェットを混ぜる
- 食べやすい高さの食器に置く
小さな工夫で、食事のストレスがぐっと減ります。
「今日も元気に食べてくれた」と思える瞬間は、飼い主にとっても幸せです。
💧 水はあちこちに
シニア猫は脱水しやすいため、水を複数箇所に置くのがおすすめです。
- 循環式の給水器を使うと飲みやすい
- お気に入りの場所に小皿を置く
- 飲む様子を観察する習慣をつける
水分補給は健康維持に直結するので、毎日の確認は欠かせません。
👁 健康チェックの習慣を
目や口、毛並み、爪、トイレの回数などを定期的に観察することが大切です。
- 異変に早く気づくことで、病気の早期発見につながる
- 写真や動画で記録しておくと変化に気づきやすい
- 年齢に合わせた健康診断を獣医と相談する
こうした習慣は、猫の寿命を延ばすことにもつながります。
🌸 穏やかな時間を増やしていく
年を取ると猫も若い頃ほど遊ばなくなります。
無理に遊ばせるより、そっと寄り添う時間を増やすことが大切です。
- ブラッシングやマッサージでスキンシップ
- 好きな場所で一緒に過ごす
- 写真や動画で思い出を残す
「昔は一緒に遊んで笑ってたけど、今は静かに隣で寝ているだけで幸せ」
そんな時間も、かけがえのない宝物です。

40代で猫を飼うことに不安を感じる人は少なくありません。
年齢や将来を考えたときの気持ちや考え方については、
👉 「40代で猫を飼うのは不安?実際に暮らして感じたことと、後悔しないための考え方」 で詳しくまとめています。
🌈 まとめ|老いを悲しまず、“今”を大切に
猫の老いは避けられません。
でもそれは、“失う”ことではなく、“深まる”時間の始まりです。
今日からできる小さな工夫で、
これからの毎日が穏やかで優しい時間になります。
💬もふネコ 愛子のひとこと
みいちゃんと過ごして8年。少しずつ変わる姿を見ながら、
「今を大事にしたい」と思うことが増えました。
猫の老いを受け入れることは、愛を深めることでもあると感じています。

