旅行の計画を立てるたびに、頭の片隅にみいちゃんのことがよぎります。
「ご飯は足りるかな」「水は飲めてるかな」「もし何かあったら」——。楽しいはずの旅先でも、ふとしたときに不安がこみ上げてくる。同じ気持ちになったことはありませんか?
猫は犬と違って「留守番が得意」と言われます。でも、それはあくまで若くて健康な猫の話。シニア期に入ったとたん、同じ感覚でいると後悔することがあります。
私自身、シニアになったみいちゃんを通じて、それを痛感する出来事がありました。
シニア猫の留守番、何日まで大丈夫?
結論から言うと、シニア猫の一人留守番は1泊2日が現実的な上限、と私は考えています。
一般的に猫は「2〜3日なら留守番できる」と言われることもありますが、それは健康な成猫の話。シニア猫(7歳以上、特に10歳以上)は次のような理由から、同じ基準では考えられません。
- 水分摂取量が落ちやすく、脱水リスクが上がる
- 体温調節が苦手になり、夏・冬の室温管理が重要になる
- 腎臓・心臓などの疾患が出やすく、急変が起きやすい
- 認知機能の低下が始まると、不安感が強くなる
若いころは「2泊くらい平気」だった子も、シニア期に入ってからは別の話。年齢だけでなく、その子の健康状態によって限界日数は変わります。
かかりつけの獣医師に「この子の今の状態で、何泊なら留守番できそうですか?」と直接聞いてみるのが、一番確実な答えです。
ペットホテルに「2泊は預かれない」と言われた日のこと

みいちゃんが8歳になってすぐのことでした。
それまでずっとお世話になっていたペットホテル「coo&riku」に、いつものように連絡を入れたんです。2泊3日の旅行を計画していて、預かってもらえるか確認しようと思って。
そうしたら、「シニア猫になられたので、2泊はお預かりが難しい状況です」と言われました。
ドキッとしました。
頭では「8歳はシニア期」とわかっていたつもりでした。でも、プロのペットホテルスタッフに「預かれない」と言われたことで、初めて本当の意味でそれを実感したんです。
「何かあったときに、責任が取れない」——きっとそういう判断をしてくださったんだと思います。お店側が断るほどのリスクがある、ということ。それが正直、怖かった。
それからは、「家を空けたくない」という気持ちが強くなりました。旅行の計画を立てるたびに、一瞬ためらう自分がいます。
シニア猫の留守番が、若い猫より怖い理由
あの日から、私はシニア猫の留守番リスクをちゃんと調べるようにしました。気になった方のために、ポイントをまとめておきます。
水が飲めなくなると、あっという間に危険な状態に
猫はもともと水をあまり飲まない動物ですが、シニアになると腎臓への負担が増えます。脱水が進むと、腎不全を悪化させることも。
私がみいちゃんを一人にするとき、水をいつもみいちゃんがいる場所に3か所置いていくのはこのためです。大きなボウル、中くらいのボウル、いつもの水入れ——どれかひとつでも飲んでくれれば、という気持ちで。
室温の変化に弱くなる
若い猫は多少の気温変化を体で調整できますが、シニアになるとその力が落ちます。夏なら熱中症、冬なら低体温。エアコンを切って出かけることは、もう選択肢にありません。
「いつもと違う」に気づけない
一番怖いのは、異変に気づけないことです。食欲がない、水を飲んでいない、トイレに行けていない——これが半日以上続いていても、留守中は誰にもわかりません。
だから私は、みてるちゃんで仕事中も様子を確認しています。
スマートフォンからリアルタイムで映像が見られるので、「ちゃんとご飯食べたかな」「水飲んでるかな」が外出先から確認できます。みいちゃんがいつもの場所でくつろいでいる姿が見えるだけで、ふっと肩の力が抜けるんです。
留守中の異変に気づけない不安を解消してくれたのが、
見守りカメラでした。みいちゃんとカメラを選ぶ
までの経緯を、正直に書いています。
→ 猫の見守りカメラ、必要かな?シニア猫と暮らす
共働き主婦が「今すぐ準備しようと思った理由」を
正直に話します
1人でお留守番させるときの、私の準備リスト
1泊程度ならお留守番をお願いすることもあります。そのときに必ずやっていることをまとめました。
【水まわり】
- 水を3か所に置く(大・中・いつもの水入れ)
- 自動給水器をセットしておく

【ご飯まわり】
- 2食分を2か所に分けて置く
- 自動給餌器に残りのご飯をセット
自動給餌器は「ご飯をあげる」だけじゃなく、
「ちゃんと食べたか確認できる」のが大事だと
気づきました。
→ シニア猫の独り留守番に罪悪感を抱くあなたへ。
O-Sitter(オーシッター)実機レビュー
【環境まわり】
- エアコンはタイマーではなく、つけっぱなし
- みてるちゃんで見守り設定をオン
- カーテンを少し開けて、昼間に光が入るようにする
【安全まわり】
- キッチンの扉を閉める
- 洗濯機・浴槽のふたを閉める
- 落ちそうなものをテーブルから片付ける
これだけ準備しても、帰るまで不安は消えません。でも「できることは全部やった」と思えることで、少しだけ心が楽になります。
それでも不安なとき——預け先の選び方

2泊以上家を空けるときは、今は佐世保にある有限会社ドリーム有福本店の高級ペットホテルにお願いしています。
ここを選んだいちばんの理由は、社員寮の1階で預かってくれるという環境です。
「施設に預ける」というより、「人が常にいる場所に一緒にいてもらう」という感覚に近くて。何かあったときにすぐ気づいてもらえる、という安心感が、料金が少し割高でも選ぶ理由になりました。
シニア猫の預け先を選ぶとき、私が気にするポイントはこの3つです。
- シニア猫の受け入れ実績があるか(年齢や持病について事前に相談できるか)
- 人の目が行き届いているか(夜間も誰かがいるか)
- 緊急時の対応方針があるか(近くに提携の動物病院があるか)
電話やメールで問い合わせるとき、この3点を聞いてみると、お店の姿勢が見えてきます。
猫専用のペットホテルという選択肢もあります。
完全個室で猫だけの静かな環境で預かってもらえるので、
環境の変化が苦手なシニア猫にも向いています。
ペットシッターという選択肢も
「自分のお家で過ごさせてあげたい」という方には、ペットシッターも検討する価値があります。慣れた環境で過ごせるので、環境の変化が苦手なシニア猫には向いていることも多いです。
初めて使う場合は、旅行前に一度「お試し訪問」をお願いして、猫との相性を確認しておくと安心です。
ペットシッターの料金や訪問回数の目安、
初めてだと分からないことが多いですよね。
シニア猫向けに選び方をまとめた記事が
あるので、参考にしてみてください。
→ シニア猫のお留守番が不安な方へ|
ペットシッターの料金・日数の目安と
安心できる選び方【セワクル】
まとめ|後悔しないために、できることを全部やっておく
「出来ることを全部しておきたい」——coo&rikuに断られた日から、私のシニア猫との向き合い方が変わりました。
完璧な準備なんてないし、何があるかはわかりません。でも、帰ってきてみいちゃんの顔を見るまでの不安を「やれることはやった」という気持ちで少し和らげることはできる。
それだけでも、旅先で少しだけ笑えるようになります。
旅行前の準備をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。




