こんにちは、もふネコあいこです。
佐世保で、キジトラ女子のみいちゃん(9歳)と暮らしている49歳です。
今日は、ふるさと納税の話をしようと思います。
でも、返礼品の話じゃありません。 お肉でも、お米でも、カニでもない。
「返礼品なし」のふるさと納税の話です。
「えっ、損じゃないの?」
そう思いますよね。私も最初そう思いました。 でも、読み終わったあとに、少し気持ちが変わるかもしれません。
うちのみいちゃんのこと、少し聞いてください

みいちゃんと出会ったのは、7年前のことです。
峠の自販機の横、ゴミ箱の上で鳴いていた小さな声。 近づいてみたら、生後2〜3か月の小さなキジトラの女の子がいました。
雨が降りそうな曇り空の下、ガリガリに痩せて、でも必死に鳴いていた。
「放っておけない」
気づいたら抱き上げていました。 それがみいちゃんとの出会いです。
本当は、もっとたくさんの子を助けたかった。
猫の保護活動をしたい、とずっと思っていました。 でも、共働きで時間はない。広い家もない。お金も無限じゃない。
だから正直に言います。 私にできた保護活動は、みいちゃんを拾うことだけでした。
いつも心のどこかで思っているんです。 もし宝くじが当たったら、九十九島の島を一つ買って、獣医さんと動物看護師さんを雇って、つらい思いをしている猫さんたちを全員連れてきて、「猫の最後の楽園」を作りたいって。
現実は、そうはいかないけれど。
長崎県の殺処分、今どうなっているの?
みいちゃんを拾ったあの日から、長崎の動物たちのことが気になってずっと調べています。
以前の記事(長崎県はなぜ猫が多い?殺処分ゼロを達成した今も、私達にできることがある)でも書きましたが、長崎県の殺処分の現状はずっと深刻でした。
- 2022年度、長崎県の犬猫殺処分数:215頭
- 殺処分率:39.7%(全国ワーストクラス)
- 殺処分数の全国平均を、長崎県は上回っていた
数字だけ見ると冷たく感じるかもしれません。 でも一頭一頭に、名前があって、性格があって、本当は誰かに愛される未来があったはずなんです。
でも、変化が起きました。
2024年度、長崎市でついに「猫の殺処分ゼロ」達成
長崎市の動物愛護管理センターが、2024年度(令和6年度)に猫の殺処分ゼロを達成したと発表しました。
(参考:長崎市公式サイト「犬猫殺処分ゼロの継続を目的とした取り組み」)
実はこれ、突然の出来事じゃないんです。 犬については、なんと2014年度(平成26年度)からずっとゼロが続いている。
猫のゼロ達成の背景にあるのは、クラウドファンディングによる市民の支援と、ボランティアの方々の地道な活動です。特に大きかったのが「ミルクボランティア制度」。
まだ自分でミルクを飲めない生まれたての子猫を、ボランティアさんが自宅で育てて、譲渡できる大きさになるまで命をつなぐ活動です。これが本格的に動き始めたことで、収容された子猫の多くが生き残れるようになりました。
これを聞いたとき、正直泣きそうになりました。 「ゼロになった」って、どれだけの人の手と思いが重なったんだろうって。
でも、まだ終わっていない
ただ、長崎市自身がこう言っています。
「令和7年度も捨て猫や負傷した猫が動物愛護管理センターに収容されるケースが多い状況です」
ゼロを達成したけれど、毎年それを維持するのがどれほど大変か。支援が途切れれば、またすぐに数字は動いてしまう。
そして長崎市だけじゃなく、長崎県全体ではまだ課題が続いています。 だからこそ、県として「にゃんとかせんば!」プロジェクトが動いているんです。
長崎県「にゃんとかせんば!犬猫殺処分ゼロプロジェクト」とは?
長崎弁で「なんとかしなければ!」という意味の「にゃんとかせんば!」
このプロジェクト、3本の柱で進んでいます。
① 入口対策:収容数を減らす 地域猫活動の推進、不妊・去勢手術の助成。 野良猫の耳の先がV字にカットされているの、見たことありますか?あれは手術済みの証です。長崎では今、地域ぐるみでこの活動が広がっています。
② 出口対策:譲渡を増やす 壱岐島など離島から、大村市のアニマルポートながさきへ子犬を移送して譲渡先を探す取り組み。令和5年度だけで103頭が新しい家族のもとへ。
③ 新しいセンターを作る 現在の施設は昭和51年建設。犬15頭・猫6頭しか収容できない、老朽化した建物です。新しい動物愛護管理センターが令和9年度開設を目指して計画中で、収容能力は犬75頭・猫25頭へ拡大予定。
全国の方から「1匹でも多く助けてください」というメッセージが届いているそうです。
「返礼品なし」のふるさと納税、正直どう思う?
ここから、少し正直な話をします。
ふるさと納税って、正直「お得感」で選ぶものですよね。 私もそう思っていました。何をもらおうかな、還元率は何%かな、って。
でも、このプロジェクトには返礼品がありません。
1,000円から寄付できて、寄付したお金は全額、長崎の犬猫の命を守る活動に使われます。
「それって損じゃない?」
そう感じる気持ち、わかります。
でも、ふるさと納税って本来、「地域を応援する制度」なんですよね。 返礼品は、その感謝として地域が用意してくれるもの。
「長崎の猫たちを助けたい」という気持ちそのものが、寄付の理由になってもいいんじゃないか。
私はそう思っています。
ふるさと納税が初めての方へ、仕組みを簡単に
私も実はまだふるさと納税を自分でやったことがないので(←正直に言います!)、基本だけ整理しますね。
ふるさと納税とは? 好きな自治体に寄付すると、寄付額から2,000円を引いた金額が、翌年の住民税・所得税から控除される制度です。
たとえば、年収600〜700万円の共働き夫婦なら、数万円分の寄付をしても実質負担は2,000円ということになります。
返礼品なしでも控除は受けられる? はい、受けられます。返礼品の有無は、税控除とは関係ありません。
手続きは? ふるさとチョイスから申し込めます。ワンストップ特例制度を使えば、確定申告不要で完結できます(会社員の方など、条件あり)。
寄付したお金は、何に使われるの?
長崎県 生活衛生課から、使い道が明示されています。
- 地域猫活動への助言・不妊去勢手術の助成
- ボランティア団体と連携した子犬・子猫の哺育や譲渡会の開催
- 収容環境の改善・新しい動物愛護管理センターの整備推進
申し込み時に「動物愛護・ながさき犬猫殺処分ゼロ」を選択することで、確実にこの活動に届きます。
まだ「何にしよう」と迷っている方へ

ふるさと納税、何にしようかってまだ迷っている方、いませんか?
お肉も、お米も、カニも、全部素晴らしい返礼品だと思います。 それを否定したいわけじゃないんです。
ただ、もし少しでも「命のために使いたい」と思う気持ちがあるなら、選択肢のひとつとして、こういう使い方もあると知っていてほしいのです。
私がみいちゃんを拾ったあの日、もしあの子を誰かが保護してくれていなかったら、今ここで一緒に暮らしていなかった。
長崎には今も、あの日のみいちゃんと同じような子たちがいます。
宝くじは当たらないかもしれないけれど、ふるさと納税なら、今すぐできます。
寄付はこちらから
長崎県「にゃんとかせんば!犬猫殺処分ゼロプロジェクト」
👇ふるさとチョイスで寄付する(1,000円〜・返礼品なし)
※申し込み画面では「動物愛護・ながさき犬猫殺処分ゼロ」をお選びください。 ※返礼品はありません。でも、あなたの寄付が長崎の犬猫に直接届きます。 ※このリンクから入って、他の長崎県の返礼品を選んでいただいても構いません。
”長崎がなぜ猫の街になったのか、
その歴史を知るとさらに愛着が湧きます。”
みいちゃんが今日も私の隣で丸くなっています。この子に出会えてよかった。そう思うたびに、長崎のどこかで鳴いている子のことを考えます。
もふネコあいこ 佐世保在住・キジトラ女子みいちゃん(9歳)と暮らす49歳

