【猫が嫌がらないキャリーケースの選び方】怖がらせずに移動するコツも紹介!

キャリーケースの前で逃げ腰になり、不安そうな表情を見せるキジトラ猫のみいちゃん。自宅リビングで、移動準備に気づいて抵抗している様子。 旅行・留守番

「動物病院に行くとき、キャリーに入れるだけで大騒ぎ…」
「キャリーを見せた瞬間、ベッドの下に隠れて出てこない…」

そんな経験、ありませんか?
うちの娘(8歳のキジトラ女子)も、以前はキャリーを見るだけで逃げていました。だけど、キャリーの選び方と移動の方法を見直したら、驚くほどスムーズに!

この記事では、私たちのような共働きで忙しいけど猫想いな飼い主さんに向けて、
「猫が怖がらないキャリーの選び方」と「ストレスを減らす移動のコツ」について、わかりやすくご紹介します。

■ 猫さんがキャリーを嫌がる3つの理由

キャリーケースを見て逃げようとする猫のみいちゃん。キャリー=怖いものと感じている様子。

まずは、なぜ猫さんがキャリーを怖がるのかを知っておきましょう。

①【怖い記憶がある】

キャリー=動物病院やワクチン=怖い場所、という記憶が刷り込まれていることがあります。
猫さんは嫌だった経験を強く覚えている生き物です。

②【キャリーが普段から見慣れない存在】

収納棚から突然キャリーを出すと、「これは危険なもの!」と警戒されて当然。
知らないニオイや音がするものにも敏感です。

③【中が狭くて不快】

通気性が悪く、滑りやすく、暗くて狭いと、猫にとってはまさに「拷問部屋」。
快適に感じられない場所には入りたくありません。


■ 【猫が嫌がらない】キャリーケースの選び方

キャリー選びで重要なのは「安心・安全・慣れやすさ」。
次のポイントを押さえて選びましょう。

◎1:上から開けられるタイプ

上から開けられるタイプの猫用キャリーケース

猫を無理やり押し込むのはストレスの元。
上から出し入れできるキャリーは、猫の身体を傷つけずに出し入れできるのでおすすめ。

◎2:ハードタイプかつ滑りにくい床

ハードタイプかつ滑りにくい床の猫用キャリーケース

柔らかすぎる布製キャリーは不安定で、猫が揺れやすく怖がることも。
移動中の安定感を考えるなら、ハードタイプ+滑り止めマットが理想。

◎3:通気性&見通しの良さ

中が真っ暗なキャリーよりも、少し外が見えるデザインのほうが安心できる子もいます。
ただし、神経質な子は「見えすぎ」も逆効果になるので、タオルでカバーできるものが◎。


■ 猫を怖がらせない移動のコツ5選

キャリーが用意できたら、次は「どう使うか」。
猫がパニックにならずに移動できるコツをご紹介します。

【1】キャリーは出しっぱなしに

使うときだけ出すのではなく、普段から部屋に置いて慣れさせるのがポイント。
中にタオルやおやつを入れて「安全な寝床」として使わせておくと◎。

【2】移動の30分前にリラックス空間に誘導

いきなり捕まえると恐怖が倍増します。
猫が落ち着いているタイミングでキャリーの近くに誘導し、おもちゃやおやつで自然に近づける工夫を。

【3】キャリーにタオルをかけて視界を遮る

猫は「視界が広がる=危険」と感じがち。
キャリーの上にタオルをかけてあげると、安心して静かにしてくれる子が多いです。

【4】移動中は声かけ+振動を減らす

キャリーを車の座席にしっかり固定し、揺れを減らす工夫をしましょう。
「大丈夫だよ~」と優しく声をかけることも、飼い主さんの気持ちが伝わって安心材料になります。

キャリーケースに入っている猫さん

キャリーケースでの移動中も安心ですが、留守番中の様子が気になる方は、
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【5】帰宅後はたくさん褒める

無事に帰宅できたら、おやつや撫でる時間をたっぷりとってあげましょう。
「キャリー=嫌なことだけじゃない」と印象づけていくのが大切です。


■ 【体験談】うちの子がキャリー嫌いを克服した方法

以前のうちの子は、キャリーを出すとベッドの下に逃げて出てこない子でした。
でも、キャリーをリビングに常設して、中で寝てもらうようにしただけで反応が激変!

さらに、動物病院の日は朝からキャリーの中にタオルとカリカリを入れて準備。
「何かある日」と気づかれないように、平常心を装うことも意外と大事なんです。

移動中もずっと声をかけながら、車の助手席でしっかり固定。
帰宅後はいつものおやつをあげて、「おつかれさま」とねぎらいの時間に。
それだけで、回数を重ねるごとにストレスが激減しました。


■ 忙しい共働き夫婦にこそ、キャリー選びは大事

忙しい日々の中、動物病院や移動の予定はついバタバタしがち。
だけど、**猫にとっては一生のうち数えるほどの「大移動イベント」**です。

「キャリーはどれも同じでしょ」と思わずに、
その子に合った快適で安心できるキャリーを選ぶだけで、猫の一生が変わるかもしれません。


■ まとめ:猫に優しいキャリー選びと移動は、愛情のカタチ

最後に、今回のポイントをまとめます。

【キャリー選びのポイント】

  • 上から開くタイプ
  • 安定感のあるハード素材
  • 通気性と視界の調整ができる構造

【移動のコツ】

  • 普段からキャリーに慣らす
  • タオルで視界を遮る
  • 優しく声かけしながら移動
  • 終わったあとのフォローも大事

猫との暮らしをもっと穏やかに、もっと優しく。
その第一歩は、キャリー選びからかもしれません。


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