毎回私は、キャットフードを買う時に何の疑問も持たずに10%の税金を払ってました。しかし、指摘されて気付いたのですが、それってキャットフードは雑貨扱いになっているってことになりますよね?
悲しい事に、現在日本ではキャットフードが「食品」としてではなく「雑貨」として扱われていることをご存じでしょうか? そのため、人間の食品ほど厳しい安全基準が適用されず、品質管理はメーカー次第というのが現状です。ペットは、飼い主さんが選んできたものしか食べることは出来ません。知らずに低品質なフードを与えてしまうリスクもあるため、飼い主さんがしっかりとフードを選ぶ目を養うことが大切です。この記事では、日本のキャットフード(ペットフード)の規制や安全基準の現状について詳しく解説します。大切な愛猫の健康を守るために、ぜひ最後まで読んでくださいね。

キャットフード(ペットフード)は「雑貨品扱い」ってどういうこと?
キャットフードが「雑貨品扱い」というのは、主に法律や規制上の分類に関する話です。具体的には、日本の法律においてキャットフード(ペットフード全般)は「食品」ではなく「雑貨」として扱われるということを意味します。
1. キャットフードが「食品」でない理由
日本の食品衛生法では、食品は基本的に「人が食べるもの」に限られます。 一方、キャットフードは「ペット(動物)が食べるもの」なので、食品衛生法の適用を受けず、「雑貨」として扱われます。

2. 「雑貨扱い」の影響
キャットフードが「雑貨」扱いされることで、以下のような影響があります。
① 食品衛生法の規制対象外
人間用の食品は、食品衛生法により厳格な安全基準や表示義務が課せられていますが、キャットフードには適用されません。 つまり、人間の食品ほど厳しい安全基準は求められていないということになります。
② 「ペットフード安全法」が適用
日本では2009年に**「ペットフード安全法」**が施行され、キャットフードにも一定の安全基準が設けられました。 これにより、有害な成分(メラミンなど)の混入が制限されたり、原材料や成分表示の義務が課せられるようになりました。 ただし、人間の食品ほど厳しくはないため、品質の差が大きいのが現状です。
③ 消費税率が10%(軽減税率適用外)
人間用の食品には軽減税率(8%)が適用されますが、キャットフードは雑貨扱いのため通常の消費税率(10%)が適用されます。 つまり、同じ「食べ物」でも、ペットフードのものは税率が高いということです。

3. 注意点
ペットフード安全法があるとはいえ、ペットフードの品質管理はメーカー次第なので、 「ヒューマングレード(人間が食べられるレベル)」をうたっているものや、安全基準の厳しい国(欧州、米国など)の基準を満たした製品を選ぶのが安心です。
ヒューマングレードとは?
1. ヒューマングレードの定義
「ヒューマングレード」とは、人間が食べられる品質の原材料や製造基準で作られたペットフードのことを指します。
📌 ヒューマングレードの基準(一般的な定義)
✔ 人間用の食品と同じレベルの原材料を使用(例:新鮮な肉、魚、野菜)
✔ 人間の食品工場と同等の衛生基準で製造
✔ 人工添加物・着色料・香料を使用しない
✔ 肉副産物(ミール)を使用しない

2. ヒューマングレードのメリット・デメリット
✅ 安全性が高い → 低品質な副産物や有害物質のリスクが少ない。
✅ 消化しやすい → 余計な添加物が少なく、猫の健康維持に役立つ。
✅ 食いつきが良い → 素材本来の味を活かしていることが多い。
❌ 価格が高い → 高品質な原材料を使用しているため、コストがかかる。
❌ 選択肢が少ない → 日本ではまだ市場が限定的。
まとめ
✅ キャットフードは食品ではなく「雑貨」扱い → 品質の見極めが必要!
✅ ペットフード安全法があるが、人間の食品ほど厳格ではない
✅ 消費税は10%(軽減税率なし)
✅ ヒューマングレードは安全性が高いが、価格が高め
愛猫の健康を考えるなら、安全基準の高いフードを選ぶことが大切です。特に、ヒューマングレードやグレインフリーのフードを選ぶことで、猫の消化負担を減らし、長生きにつながる可能性があります。猫ちゃんに最適なフードを見つけるために、ぜひ参考にしてくださいね!😺💕